このサイトに関して

あくまで著者ライトニングが長年フリーランスとして確定申告をしてきたノウハウ等を書いている物であり、私個人は税理士ではありませんので、間違った解釈もある可能性があります。
ご了承の上、ご覧頂き、あやふやな部分は税理士や税務署職員にご確認して頂くことをオススメします

ライトニング

なぜ確定申告しないといけないのか?

OGPなぜ確定申告をしないといけないのか? 税金について

フリーランスは確定申告しないと損をする

納税は義務なんです

これから働きだしいきなりフリーランスとして生きていこうと思う人、会社員をやめてフリーランスになる人……色々な理由で確定申告を初めて行う人と様々だと思います

今までバイトしかしていなかった人なんかは、「そんなの面倒だからいいわ」と思う人がいるかも知れませんが……

納税は国民の義務です

「あーあー真面目かよ!」と突っ込まれますよね?笑

でも正直、義務だからやるのです。

「今までそんなのやっていなくても生活できたよ?」という人も多いと思いますが、それは今まで納税するほど稼いでいなかったのか、あなたの代わりに会社がやってくれていたのです。

フリーランスは納税も自分でやらなくてはいけない

「うへーめんどくせぇ」……そういう方はフリーランスを諦めるか、経理担当の人を雇うしかありません!(勿論そんな経済的な余裕がある人はこんなサイト見ていないと思いますが)

でも、「そんな面倒な事やらなくてもバレなくない?」「突っ込まれたら払えばいいや」と思っている方!国はそんなやつのが出てくる事を想定して罠を仕掛けているのです!(おおげさ)

既に所得税は取られている

フリーランスの場合、ギャランティ請求の際、請求書を書くパターンと書かないパターンがありますが、特に請求書を書いている人は請求金額と振り込み金額が合っていない事をおかしいと思った事はありませんか?

20万の請求だと だいたい¥179,580 振り込まれているはずです。

差額の¥20,420 はどこへ行ったんでしょう?

まさか会社が天引き?!いやいや違います笑

これが『源泉徴収』ってやつなんです。

さすがにこれは「聞いたことあるぞ!」という人が多いと思いますが、ギャランティから所得税等を差し引いて振り込まれ、会社はその源泉徴収を国に納めているんです。

 会社や個人が、人を雇って給与を支払ったり、税理士、弁護士、司法書士などに報酬を支払ったりする場合には、その支払の都度支払金額に応じた所得税及び復興特別所得税を差し引くことになっています。
 そして、差し引いた所得税及び復興特別所得税は、原則として、給与などを実際に支払った月の翌月10日までに国に納めなければなりません。

No.2502 源泉徴収義務者とは|国税庁

「なんだぁ それならば所得税払っているんだから、それで良いよ。申告しなくてもよいんじゃね?」

って思う人もいるかも知れませんが、基本的には源泉徴収は所得税等を払いすぎているんです!

確定申告は払いすぎた所得税等を回収する為にやる!

「え?俺って所得税払いすぎているの?」

これを説明するためには「収入」と「所得」の違いを説明しないといけません

「収入」とは請求金額(源泉取られた分も含めて)の事です(上図の場合20万)

仕事をする上で、どうしても交通費などの「必要経費」という物が出ると思います(上図の場合12万)。収入からその分を差し引いた額(利益)を「所得」と呼びます(上図の場合8万)

実は所得税というのは収入の大きさに掛かるのではなく「所得」の大きさによって計算されるのです

仮に所得税(源泉徴収も含めて)を10%とした場合

収入20万で払う源泉徴収は―― ¥20,000

しかし所得は8万なので、払うべき本当の所得税は―― ¥8,000

この差額の¥12,000は国に多く支払っている事になるんです!!!

今回の例では全て10%で計算しましたが、実際は(2020年現在)復興特別所得税が源泉で引かれていたり、支払うべき所得税は年間通して計算して、さらに複雑な計算が施されるため、上の差額金額は正確ではありません

たかだか1万ちょっと?と思うかも知れませんが、これが年間だとどうなりますか?なんと14万近く払いすぎてるんですよ!!!どひゃー!

って事で確定申告をして「所得」を確定すると支払いすぎた税金が戻ってきます。これを『還付金(かんぷきん)』と言います。

還付金?なんか聞いたことありますね?よく詐欺で使われる言葉ですよね~笑

詐欺でよく使われるのは、なんとなく聞いたことあるけど、よく分かっていないから一般国民は騙されてしまうんですよ~

申告しないと所得税以外も高くなる

住民税も約10%

ここまで読んで、でも「面倒だなー多く支払ってても良いよ」と言う人!ちょっと待った!

所得税は源泉で先に支払っていても、それとは別に所得に応じて支払う税金があるんです!

そのひとつは「住民税」

住民税も所得に応じて約10%支払わないといけません

確定申告をしなくても住民税の申告を要求されます。経費計算しないで所得=収入で出してしまったりすると翌年の住民税がバカ高くなる事態に!

所得税と住民税とでは控除(こうじょ)額等の計算方法が若干違うので、同じ金額にはなりませんが、説明を簡単にする為、ここでは10%で表現しています

健康保険も高くなる

それだけではありません

フリーランスの場合、健康保険は「国民健康保険」に加入していると思いますが、この保険料も基本的に所得から計算されます

経費を計算しないで所得を出してしまうと年間20万ぐらいになる事も!うへー

国民健康保険以外の健康保険だと一律料金の場合もありますが、国民健康保険は所得に応じて保険料が高くなります。
低所得者にとっては、とても安い保険なのですが、高所得者にとっては逆に非常に高くなる保険なので、かなり注意が必要なんです

世の中 所得が高い人間には冷たい

「も、もう確定申告します!」と思う方!まだまだ生ぬるい!!!

所得が高くなると子供の保育料が上がったりなど、日本では高所得者(高所得とは言えないぐらいでも)には色々高いお金を請求してくるんです!

確定申告をしよう!

ということで、確定申告をしましょう!

正直慣れないと非常に難しいし面倒です。そして所詮1年に1回なので完全に慣れることもなく毎年イライラするでしょう。そのイライラが少しでも緩和できるように、このサイトで分かりやすいように解説していきたいと思います

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