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あくまで著者ライトニングが長年フリーランスとして確定申告をしてきたノウハウ等を書いている物であり、私個人は税理士ではありませんので、間違った解釈もある可能性があります。
ご了承の上、ご覧頂き、あやふやな部分は税理士や税務署職員にご確認して頂くことをオススメします

ライトニング

領収書がない!そんなあなたの確定申告【郵送編】

白色申告

前回の続きです。

前回までで収支内訳書と確定申告用紙の出力が終わっています。今回はそれを郵送する段取りを解説したいと思います

もし検索等でこのページに来られたのならば、このシリーズを最初から読まれる事をお勧めします!

必要なもの

申告書類

前回まで作成した――

  • 確定申告書
  • 収支内訳書

プリンターがあってプリントアウト済みが理想ですが、ない場合は他にもコピーを取らないといけないものもあるので、まとめてコンビニ等で出力しても良いと思います

封筒

郵送するのですから封筒は必須です。あたりまえ~

A4横3つ折りで入る長形3号というサイズが良いと思います。このサイズが郵便の定型サイズのギリギリになるので、これ以上のサイズだと切手代が高くなります

返信用封筒(後述)も含めて2つ用意してください

文房具

すごい細かい話ですが

  • ボールペン
  • はさみ
  • のり

は必要になると想うので、事前に用意しておきましょう

切手

返信用封筒用(84円)にあっても良いですが、郵送用の封筒は結構書類を入れて84円に収まらないと思われるので、郵送の際は郵便局で重さ測ってもらった方が良いと考えると事前準備しなくても、その時に購入すれば良いとも思います

本人確認書類

マイナンバーカードを持っている場合

マイナンバーカードがあれば、他の本人確認書類は不要です。もしまだ持っていないのであれば今後のために絶対取得しておいた方が良いと思います

電子署名入りのマイナンバーカードがあるならばネットで申告が完結するe-taxでやるのが一番良いと思いますが、今回はあくまで勉強ということで郵送で行います

提出するのはマイナンバーカードの写し(コピー)です。カードを送らないでください!

マイナンバーカードを持っていない場合

マイナンバーカードを持っていなかった場合が、手数が増えます。少なくとも2種類の書類の写しが必要になります

書類1

マイナンバーの通知書
現在の氏名・住所が記載されている物に限るので、通知を受けてから引越ししたりすると使えないみたい)

マイナンバーが記載された住民票の写し または 住民票記載事項証明書
(マイナンバーの記載があるものに限る。住民票取得時に現在はマイナンバー記載するかどうか選べるようです)

のどちらか

書類2

・運転免許証

・公的医療保険の被保険者証

・パスポート

・身体障害者手帳

・在留カード

のいずれか

まあ普通は「通知書」と「保険証」で良いかと思います。

提出するのは写し(コピー)です。原本を絶対に送らないでください

添付書類

申告書を作成した際に確認した証明書です

社会保険料(国民年金保険料)控除証明書

国民年金保険料控除証明書

国民年金の控除証明書。国民全員払う義務がありますが(厚生年金被保険者は除く)払っていない人は勿論なくても良いです。

生命保険の支払い額証明書

共済掛金払込証明書

これは任意なので加入して、控除を入力したのならば必要です

他には?

控除のあるもので証明書があるものは添付しないといけません

そこで疑問なんですが、この流れで普通ならば『国民健康保険』の証明書なんかも提出しないといけないかと思ってしまいますが、そもそも国民健康保険には支払い額の証明書ってのが基本的にありません(なぜなんだろう??)ので、提出義務がありません

あとよく勘違いしている人が多いのですが『支払調書』も提出する義務がありません。似たような票の『源泉徴収票』が給与所得者の確定申告時に添付する必要があるため勘違いしている人が多いようです(と言う私も始めた当時、必要ないのに添付して出していました笑)。

証明書関連は『原本』を提出します

書類に押印

確定申告書 提出用・控用

収支内訳書 提出用・控用

の4枚にある『印』の所に押印してください

添付書類台紙に証明書等を貼り付ける

添付書類台紙

確定申告書をプリントアウトした時に一緒に印刷された『添付書類台紙』に本人確認書類と証明書等をのりで貼り付けます

とても表面に全部は貼り付けられないので、上の写真のように一辺にのり付けして、重ねて貼り付けます(めくると確認できるようにしておく事)

はみ出して貼っても良いとは思いますが、はみ出た部分は折り畳んで、あくまでA4内にまとまるようにするべきだと思います

返信用封筒に自分の住所を記入

そもそも申告書等の控は税務署に送る必要はないのですが、切手を貼った返信用封筒と一緒に送ると税務署の方で『検印』を押して返信してくれます。

確定申告書(控)に押された検印

マイホーム購入など所得の証明が必要な際、確定申告の控を見せる提出する場合が多いのですが、検印がない物は認められない事があるので、必ず検印を貰っておきましょう!

返信用封筒に普通に自分の住所を記入します

84円の切手があれば、貼っておきましょう。なければ郵便局で申告書郵送の際に切手を購入して貼り付けても良いと思います(貼り付ける前に郵送用封筒に封をしないように注意!)

郵送用封筒に税務署の住所 貼り付ける

提出書類等のご案内

郵送用の方も宛名を書かないといけませんが、確定申告書を印刷する際に同時に出力された『提出書類等のご案内』の右下に宛名が印刷された物があるので切り取って封筒に貼ればOKです

提出日を記入

確定申告書と収支内訳書のそれぞれ左上にある日付記入欄に、実際に郵便局に出す日にちを記入します

封筒に全ての書類を入れる

出来上がった書類を郵送用の封筒にまとめて入れます

結構ぱんぱんになります。

返信用の封筒に切手を貼っていない場合はまだ封をしてはいけませんよ!

このまま郵便局に行って返信用の切手を貼って、郵送すれば申告は終了です

とりあえず申告終了だが――

とりあえず申告は終了です

解説しながらなので、記事は長くなってしまいましたが、実際にやるとすぐに終わると思います。これだけで14万弱の還付金が戻ってくるんですよ(すげー!)

でも、正直、経費0で申告するのはかなりナンセンスとしか言えません(泣)

追加納税がある確定申告の場合、申告期限(3月15日付近)までに行わないと所得税に延滞金が発生するペナルティがあるのですが、還付金がある場合、そう言ったペナルティはありません。

5年間分逆上って申告も可能なので、慌てず時間ができた時にやるのも一つの手だとも思います

青色申告をしている方の場合、期限に遅れてしまうと次年度は青色申告できないという痛いペナルティがあります。必ず期限内に行いましょう

2019年度の確定申告は新型コロナ(COVID19)の影響で申告期限が1ヶ月ほど延長になりました。来年の状況もありますが2020年度も期限が延長する可能性はあります

今後の記事に関して

今後の記事は実際にフリーランスで働く上で、確定申告を意識した会計処理のノウハウを書いて行きたいと思います

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